Last note〜特性を持つ者へ
CSSの事務所に戻った俺は、
重苦しい空気の中で比嘉特捜部長に今日の事を全て報告した…。
「"Breath"とゆう特性か。」
比嘉特捜部長は、窓の外を見つめながら呟いた。
表情が見えないのが逆に怖い。
「報告が遅くなってしまい、
申し訳ありませんでした。」
深々とお辞儀をして謝ると、
比嘉特捜部長のしわの多いごつい手が
俺の肩に触れた。
「青山くん、特性保持者とゆう同じ類の人間と出逢ってどうだったかね?」
「え…?それは、正直嬉しかったです。
種類は違えど、特性を持つ者同士分かり合えそうとゆうか…」
俺は既に、友人達の中に特性持ちとは出逢った経験があったが、新しい出逢いは久しぶりだった。
「青山くんの気持ちは分からなくもないが。
ただ、特性持ちは能力の使い方によっては、
善にも悪にもなれる事を忘れるな。」
比嘉特捜部長の、言う通りだ。
俺のこの匂いの特性だって、使い方によっては悪にもなれるはず。そんな事絶対したくないが。
それに俺は、彼女の特性に魅了されていた。
だからこそ、彼女が犯人の可能性もあるとゆう事を感じたくない。
「はい。肝に命じておきます。」
「うむ。説教するつもりはないんだ。
もういいから、座りなさい。」
俺は素直にソファに座った。
隣に座っている難波さんは今もまだ、
腕組をして何か言いたそうにしていた。
「比嘉特捜部長。
凶器の件ですが、あの奇妙な傷痕は特性のものによると俺は考えています。」
難波さんがそう言ったが、既に皆、同じ事を考えていたらしい。
「矢崎くん、HPは開けたかね?」
「はいっ!後はパスワードを入力…っと。」
矢崎さんがパソコンをカタカタと鳴らし、
俺たちにあるHPの画面を見せた。
「…"特性を持つ者へ。"」
なんだか楽しそうな笑顔で矢崎さんはトップ画面のタイトルを読んだ。
「非公式のHPか。初めて見るな。
青山くんは見たことあるか?」
難波さんは興味深々に画面を見つめている。
「はい、あります。
昔友人を通してこのHPを知ったので。」
重苦しい空気の中で比嘉特捜部長に今日の事を全て報告した…。
「"Breath"とゆう特性か。」
比嘉特捜部長は、窓の外を見つめながら呟いた。
表情が見えないのが逆に怖い。
「報告が遅くなってしまい、
申し訳ありませんでした。」
深々とお辞儀をして謝ると、
比嘉特捜部長のしわの多いごつい手が
俺の肩に触れた。
「青山くん、特性保持者とゆう同じ類の人間と出逢ってどうだったかね?」
「え…?それは、正直嬉しかったです。
種類は違えど、特性を持つ者同士分かり合えそうとゆうか…」
俺は既に、友人達の中に特性持ちとは出逢った経験があったが、新しい出逢いは久しぶりだった。
「青山くんの気持ちは分からなくもないが。
ただ、特性持ちは能力の使い方によっては、
善にも悪にもなれる事を忘れるな。」
比嘉特捜部長の、言う通りだ。
俺のこの匂いの特性だって、使い方によっては悪にもなれるはず。そんな事絶対したくないが。
それに俺は、彼女の特性に魅了されていた。
だからこそ、彼女が犯人の可能性もあるとゆう事を感じたくない。
「はい。肝に命じておきます。」
「うむ。説教するつもりはないんだ。
もういいから、座りなさい。」
俺は素直にソファに座った。
隣に座っている難波さんは今もまだ、
腕組をして何か言いたそうにしていた。
「比嘉特捜部長。
凶器の件ですが、あの奇妙な傷痕は特性のものによると俺は考えています。」
難波さんがそう言ったが、既に皆、同じ事を考えていたらしい。
「矢崎くん、HPは開けたかね?」
「はいっ!後はパスワードを入力…っと。」
矢崎さんがパソコンをカタカタと鳴らし、
俺たちにあるHPの画面を見せた。
「…"特性を持つ者へ。"」
なんだか楽しそうな笑顔で矢崎さんはトップ画面のタイトルを読んだ。
「非公式のHPか。初めて見るな。
青山くんは見たことあるか?」
難波さんは興味深々に画面を見つめている。
「はい、あります。
昔友人を通してこのHPを知ったので。」