俺のものになってよ
「てめえ、今なんて…」
「だから黙れっつってんだよ、その口縫い付けて黙らせてやろうか?」
めちゃくちゃ、怒ってる…?
これは、もういつもの王子様じゃない…
ただのヤンキーだ!
普段の様子と違う彼にビビったのか、顔がだんだんと引きつっていく2人組。
「な、なんだお前っ!いつもと雰囲気ちげ…」
「うるせえよ雑魚…────とっとと失せろよ」
その地を這うような低い声に、ひぃっと情けない声を上げて逃げていった。
うわ、ダサい…
その後ろ姿を眺めてぽかんとしていると、スっとあたしの腰に回っていた手が離される。