お見合い結婚いたします!~旦那様は極上御曹司~
「今日は、里咲が自分に自信を持ってもらうために、色んな方面の知り合いに結集してもらったんだ」
「え……それって……?」
私の手を取り、表の通りへと向かいながら、潤希さんはフッとどこか楽しそうに笑みを浮かべる。
「俺は今でも十分可愛らしいと思ってるけど、里咲自身が自信がないと言うなら、完璧にしてしまおうと思ってさ」
そう言いながら入って行った先は、ガラス張りのスタイリッシュな大きなサロン。
多くの客と美容師で賑わう活気的な光景は、一人では気後れして絶対に入っていけない。
表参道にこの規模のサロン……すごいと感心しているうちに、以前にテレビか雑誌かで見た覚えがあることが記憶の片隅に呼び起こされる。
潤希さんに手を引かれながらサロンの店内に入っていくと、受付カウンターに立つ今どきボブの女性スタッフが、「いらっしゃいませ、少々お待ちください」とそそくさと奥へと引っ込んでいった。