お見合い結婚いたします!~旦那様は極上御曹司~


「うわっ……」


それから、約三時間後――。

鏡に映る自分の姿に、私はただただ呆然と見入っていた。

自分に見惚れるなんて、こんなこと今までの人生で体験したことがない。

だけど今、それを真剣にしてしまっている。

あの後、石橋さんによるカットとカラーが始まり、同時進行でハンドネイルが施された。

その後はプロのメイクをしてもらい、スタイリストの方が用意してくれた服に着替えるというところまで。

スタイリストさんが席を外していた石橋さんと潤希さんを呼びにいき、二人が揃って戻ってくる。


「おっ、素晴らしいね!」


仕上がった私を、入って来た石橋さんが鏡越しに絶賛する。

振り返ると、共に入ってきた潤希さんと目が合った。


「うん、そこら辺の女子アナなんか目じゃないくらいの仕上がりだ。まぁ、元がいいから予想はできてたけど、里咲ちゃん、自分でどうかな?」

「あっ、はい、なんか、自分じゃないみたいで……」


自分で自分を褒めるようで恥ずかしかったけど、事実そう感じずにはいられない。

潤希さんがただじっとこっちを見ているだけで、その視線から逃れるように鏡へと向き直った。

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