犬猿だったはずの同期に甘く誘惑されたら
悪そうに謝ってるのはたぶん、三宅くん。
そして、きっと呆れたような表情をしながらも心配してくれてるのは美和だ。
なにか冷たいものが私の両頬をぎゅっと内側に押した。
「結菜〜?家帰るよ〜??
三宅くんが家知らないから一緒にって。
ほんと迷惑かけちゃって〜!!3人で帰るわよ〜?」
美和の声が本当に近くでする。
きっと、こんなダラしない私の頬を押さえつけてるのは美和の手だ。
ごめん、美和〜。
ごめん、三宅くん。
そう思っていると、両サイドからグイッと脇下を持たれる。
「重た〜!!!ちょっと、結菜!
自分でも歩いてよね〜!!?」
そんな親友の声を聞きながら、私はそのまますっと意識を飛ばした。