犬猿だったはずの同期に甘く誘惑されたら



とりあえず、もはやどんな感情か分からないくらいドキドキしたけど、パフェを無心を意識して食べていると、いつの間にかスプーンが食器のそこに触れた。



コーヒーもごくごくと飲んでしまって、購入したタオルでササッと足を拭くと、三宅くんがおかしそうに笑う声が聞こえた。



そんな彼の顔を見ると、さっき赤かったのが
嘘みたいに私をからかうような笑みを浮かべている。



もー!バカにされてただけ!?
ってか、私ってチョロいのかも...。
浅香の時もこうやってドキドキして、やられたんだっけ?



自分がこんなに惚れっぽかったなんて知らなかったわ。と呆れ半分で「もー!」と三宅くんの肩をぽんと叩くと彼はまた意地悪そうな笑顔を私に向けた。



三宅くんでもこんな顔するんだな〜って意外だったけど、やっぱりちょっかいが好きなのは男性の特徴なんだなと改めて実感した。



それからポカポカに温まった私は、最後にどうしても行きたい所があるという三宅くんについて歩いた。



何を話そう...と少し緊張したけど、さっきのことを意識してるのは私だけらしく普通に仕事の話とか兄弟の話に落ち着いた。





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