犬猿だったはずの同期に甘く誘惑されたら
「すごいね。みんな。
ワンナイト狙ってる感じだね…
まぁ、毎年のことだけど。やっぱりちょっとびっくりしちゃう...」
隣で美和が女子たちのがっつきにさすがに少し引き気味になっている。
ワンナイトね...。
私はあの同期会の翌朝の光景を思い返した。
浅香とそういうことしちゃったんだろうか。
まぁ、しちゃったんだろうな...。
あの日の自分を殴ってやりたい。
そんな関係になっちゃったら、もう普通の同期に戻れないし、それにもう大切にしたい彼女になんてもっとなれないのに。
ほんと、迂闊な自分の行動にだんだん腹たってきた。
でも、その当てつけに飲みすぎちゃいけない。と思いながら、お世話になっている上司にお酌に行き、世間話をすることにした。
このまま自分の席で浅香が取られていく姿を見るのはさすがにメンタルがズタボロになってしまうし、またお酒が止まらなくなってしまうから。