君が笑ってくれるなら、それでいい。〜君のいない世界〜
「……わかった」

また優希に会えるんなら、地球の隅々まで探しに行く。

「…ありがとう。僕、そろそろ行かなくちゃいけないんだ」

「うん、バイバイ。またね」

「…本当にありがとう、美桜。また、この世界で会いたい。必ず僕を見つけてね」

そう言って去っていった優希を、私は晴れ晴れとした思い出見送った。

また、君に会えることを祈って。

君と笑い合えるように。
< 118 / 120 >

この作品をシェア

pagetop