【短編】小悪魔な年下に翻弄されてます…
〜〜♪♪♪
曲を口ずさみ、
フォークダンスをする私達。
ちょっと恥ずかしい……
でも彼は、この上なく笑顔。
「嬉しいの?」
自分の抱く感情と
ユキくんのそれが全然そぐわなくて
思わず聞いてしまった。
すると、彼は
ピタリとダンスをやめる。
さっきとは打って変わって
真剣な顔。
と思ったら……
フッと優しい笑顔を浮かべ
ゆっくり瞬きをした彼。
そして、甘く優しく
でもはっきりと言葉を放つ。
「勿論。だって僕、いま
好きな人と
ダンスしてるんですから。」
「……え?」
聞き間違いじゃないよね?
ーー好きな人とダンス?
この部屋にはいま、彼と私の他に
誰も居やしない。
……ユキくんが私を好き?
何秒も遅れて
私の頭が状況を処理し始める。
握ったままの両手に力を込め
私の目を見つめるユキくん。