というわけで、結婚してください!
「尊くんも入ってみなさい、鈴の部屋。
 今は家内が綺麗にしてるから」
と言うと、階段の途中から、こちらを見下ろし、鈴が叫ぶ。

「おとーさん!」

 普段は散らかしていることをバラしたようなものだからだろう。

 いや、一緒に旅してる間に、お前の雑な性格はバレていると思うが……。

 今は楽しそうな二人が仲良く揉めながら二階へと上がっていくのを見ながら、晴一郎は、ぼそりと言った。

「でも、旅はいつか必ず終わるものだからなあ。
 なあ、ぽす……」

 腕に抱いているぽすが自分を見上げる。







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