というわけで、結婚してください!
「じゃあ、此処だろう。

 なにをしている。
 今すぐ確認しに行け」

「え~?
 でも、もう連絡済みみたいなんですけどねえ」
とチェック表を見ながら数志は言ってくる。

「隠してるんだろう。
 あいつは俺とは気が合わなかったからな」

 邪魔してきても不思議じゃない、と言うと、数志は何故か、
「いやあ~。
 気が合わないとかが理由じゃないんじゃないですかね?」
と言う。

 黙って数志を見ていると、
「ま、そこでわからないのが、貴方の数少ない可愛らしいところです」
と言った数志は、電話をかけ、人と車を手配していた。

 その姿を見ながら、
「お前も行け」
と言うと、えーっ!? と数志は声を上げる。
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