絶対俺の嫁にするから~御曹司のイジワルな溺愛包囲網~
調子いいことを言いながら、でも上杉さんの本気が伝わってきているから。

「もし人には必ずしも、誰かひとり運命の人がいるとしたら、私は麻衣子の運命の人は上杉部長だったらいいなって思うよ」

「そんな……」

「麻衣子だって心のどこかで、そう思っているんじゃないの?」

間髪入れずに言われ、目を見開いた。

「そんなこと、思っていないから!!」

ついムキになって否定すると、真理愛は声を上げて笑い出した。

「アハハ! やだ、麻衣子ってばムキになっちゃって。冗談通じないんだから。でもそういうところが可愛いよね」

「……もう」

からかわれたとわかると恥ずかしくなり、残りのアイスティーを一気に飲み干した。

「さて、と。上杉部長の話はまた続報を待つとして、これから買い物でも行こうか。あ、映画もいいよね」

「……うん!」

実は今日は、真理愛から誘ってくれたんだ。会社では話せないことを話そうよと。ついでに買い物でもしない?って。

専門学校や大学時代も、グループで出掛けたことはあるけど、こうして一対一で出掛けるのは初めてで、昨夜からずっとソワソワしていた。

その後、真理愛と都内で買い物や映画を楽しんだ。
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