絶対俺の嫁にするから~御曹司のイジワルな溺愛包囲網~
私を探しにきてくれて、私の気持ちを汲み取ってこうして家に連れてきてくれて……。
そういう優しいところも好きだなって思える。

また好きって気持ちを実感していると、身体中が熱くなる。

好きって気づいたからこそ、彼に自分の想いを伝えたい。……でもそれは今じゃないよね。

迷惑をかけている状況で告白なんてしたくない。両親ともう一度しっかり向き合って、私の想いを理解してもらってからじゃないと。

それから上杉さんにちゃんと好きって伝えたい。
上杉さんがこの先もずっと、私のことを思い続けてくれる保証はどこにもなもの。

だって彼の近くには、磯部さんのような素敵な女性がたくさんいる。好意を寄せている人だってたくさんいるはず。

ふと上杉さんに告白する自分の姿を想像してみる。だけど彼にたった二文字の〝好き〟を伝えると想像しただけで、恥ずかしさでいっぱいになってしまう。

だめだ、のぼせそう。湯船から上がり浴室から出ると、涼しい空気にホッとする。
< 166 / 272 >

この作品をシェア

pagetop