絶対俺の嫁にするから~御曹司のイジワルな溺愛包囲網~
だけどネクタイを緩めながらあんなこと言うなんて、反則だ。いまだにドキドキしている。

お味噌汁をお椀によそいながら、必死に胸の高鳴りを鎮める。

さっき、浮かれている場合じゃないって気を引きしめたばかりじゃない。しっかりしないと。

だけどそれから上杉さんが、どの料理も美味しそうに完食してくれて、散々褒められ。やっぱりドキドキさせられっぱなしだった。

次の日は朝食も作ってみた。やっぱり上杉さんは美味しそうに食べてくれて、夜も早めに帰宅し、夕食を共にしてくれた。

時々からかわれながらも、私のことを気遣ってくれる。

「麻衣子の料理を食べられるのは幸せだけど、無理していないか? 大変だったらいいからな?」って言ってくれた。

それに朝も満員電車で行くのは疲れるだろうからって、会社の近くまで車で送ってくれている。


幸せを感じながら彼と暮らし始めて五日目の金曜日のお昼。いつもは絵里さんたちと社員食堂で昼食を共にしていたけれど、この日は真理愛に誘われ、ふたりで訪れていた。
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