恋愛零度。

私が学校で男の子たちにイジメられていたら、いつも奏多とお姉ちゃんが助けてくれた。

『困ったら呼ぶんだぞ。ぼくたちが、いつでも飛んで行くから』

『そうよ。あんな奴らボコボコにしてやるわ』

私は、そんな強い2人のことが誇りだった。

歳は違っても、いつだって一緒だった。

春も、夏も、秋も、冬も。

一緒にいられる日常が、いつまでも続くんだと信じて疑わなかった。

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