オトナの事情。
[好きな女性のタイプとか、ありますか?]
今日は、悠二と2人で雑誌の取材。
「うーん、俺は、笑顔が素敵だったり、あと周りに気を遣えるとか。そういう女性は魅力的だと思いますね。」
確かに、悠二の彼女は緊張しつつも、一生懸命ルナと話していたな、なんて思い出す。
まあそれが結果的に裏目に出てしまったわけだけど、何も知らない彼女の立場を考えれば、すごくきちんと対応していたんだよな。
[向坂さんは…?]
悠二と違って大々的に同棲報道が出ている俺には聞きにくいのか、インタビュアーは遠慮がちにこちらを伺った。
「…そうですね、なんていうか、もう全身で幸せいっぱいな人が好きです。自分は結構、小さいことに一喜一憂しちゃうタイプなんですけど…」
「え、うそだー!なんかユキって何があっても動じなくない?」
悠二がそう言うと、インタビュアーにも、私もそういうイメージです、なんて言われてしまう。
「いや、俺も色々感じてるよ?心の中ではね。でもあんまり、こう、表現するのが苦手、っていうわけでも無いけど…無意識に隠そうとしちゃってるっていうか。そしてそんな自分もまた嫌になったり…。
でも、そんな俺の心の浮き沈みなんて気にならなくなるくらい、笑い飛ばしちゃうような人がタイプです。そんな面倒くさい、そのままの俺で良いよ、って。」