オトナの事情。
思えば、ルナを俺の仕事場に呼んだり、ドラマやバラエティで一緒に仕事したりしたことは何度もあるが、ルナの本業であるモデルとしての撮影を俺がこうやって見たのは初めてだ。
「すげ~、別人みたいじゃん…」
悠二もアホみたいに口を開けて見入ってるが、俺も、驚きに声が出ない。
…天使みたいだ。
真っ白なワンピースに、羽根だらけのセット。
ルナの周りだけ時が止まったように、キラキラ輝いて。
息をのむほど、美しい。
カメラに向かって妖艶に微笑む表情は、あの時と、同じ。
…俺が、ルナに恋してしまった日。