クラスメイトの告白。


私はリュックから、お弁当と水筒、花柄のレジャーシートを取りだした。


砂浜にレジャーシートを広げ、私たちは向かい合って座る。


私がお弁当箱を開けると、彼は満面の笑みを見せてくれた。


「うまそぉ~! さすが師匠」


「今日のお弁当の主役は、のり巻きだよ~」


「わーい! 師匠、いただきま~す」


「ふふっ、師匠って」


初めて彼にお弁当を作ったときのことを思いだした。


図書室で一緒にお弁当を食べた、あのとき――。


『汐野は将来いい奥さんになるな』


『えっ!?そ、そうかな……』


『うんまっ』


『ホントに?』


『マジでうまい!汐野すげぇ』


あのときはまだ、彼に恋をするなんて想像もしていなかった。


あれから今日まで、いろんなことがあったけど、あっというまだった。
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