クールで一途な国王様は、純真無垢な侍女を秘蜜に愛でたおす
「お前は王都近くの森の中で頭を殴られ、倒れていたところを巡回のランドルシア兵に保護された。ここがそのランドルシア城だ」
「えっ……」
盗賊に襲われたとき、確かにあの人の姿を見た。深緑の外套に帽子、あれは風来の貴公子だった……はずだ。では風来の貴公子はランドルシアの兵士だったのか、そしてここまで彼が運んできたのか、様々な疑問符が頭の中を飛び交う。
「まだぼんやりしているようだな。後でもう一度この薬を飲んでおくといい。ここに運ばれてきたときは痛みで発熱していたからな」
男がランプの横に小さな紙に包まれた粉末状の薬を置いた。そこにはすでに水差しと少し水の入ったグラスがある。
(そうだわ、私、この人に……)
夢の中でボブロがスープを作ってくれた。スープだと思っていたあの温かな感触は――。
「まだ熱があるのか、顔が赤い」
男の大きな手が額に当てがわれる。
「ち、違っ……」
「えっ……」
盗賊に襲われたとき、確かにあの人の姿を見た。深緑の外套に帽子、あれは風来の貴公子だった……はずだ。では風来の貴公子はランドルシアの兵士だったのか、そしてここまで彼が運んできたのか、様々な疑問符が頭の中を飛び交う。
「まだぼんやりしているようだな。後でもう一度この薬を飲んでおくといい。ここに運ばれてきたときは痛みで発熱していたからな」
男がランプの横に小さな紙に包まれた粉末状の薬を置いた。そこにはすでに水差しと少し水の入ったグラスがある。
(そうだわ、私、この人に……)
夢の中でボブロがスープを作ってくれた。スープだと思っていたあの温かな感触は――。
「まだ熱があるのか、顔が赤い」
男の大きな手が額に当てがわれる。
「ち、違っ……」