クールで一途な国王様は、純真無垢な侍女を秘蜜に愛でたおす
きっとこの薬は鎮痛剤の類のものだと思うが、口移しのことを思い出して一気に顔が真っ赤になるのがわかった。彼にとってそんな行為はたいしたことではないのかもしれない。しかし、アンナはいまだ恋愛経験ももちろん口づけの経験もない。薬を飲ませるためとはいえ、心境は複雑だった。
「もう自分で飲めるだろ。それともまた口移しじゃないと飲めないか?」
顔が真っ赤なのは熱のせいではないことくらいわかっているはずだ。その証拠に、男は揶揄するようにアンナを見てニヤリとした。
(なんなのこの人!)
小馬鹿にされた気になってアンナはムッとした。しかし、この男が薬を飲ませてくれたおかげで殴られた痛みに苦しまずにすんだのだ。見ず知らずの相手とはいえ、ここはおとなしく感謝したほうが賢明だ。
「もう大丈夫です。ありがとうございました」
「もう自分で飲めるだろ。それともまた口移しじゃないと飲めないか?」
顔が真っ赤なのは熱のせいではないことくらいわかっているはずだ。その証拠に、男は揶揄するようにアンナを見てニヤリとした。
(なんなのこの人!)
小馬鹿にされた気になってアンナはムッとした。しかし、この男が薬を飲ませてくれたおかげで殴られた痛みに苦しまずにすんだのだ。見ず知らずの相手とはいえ、ここはおとなしく感謝したほうが賢明だ。
「もう大丈夫です。ありがとうございました」