再会したイケメン幼なじみは、私を捕らえて離さない。
「なにか誤解があるのかも。それでも昌磨くんのこと疑ってないよ」


「…………」


「また孤立するときがあったら、涼真くんじゃなくて昌磨くんの味方になるよ」


「ううっ…」


昌磨くんは泣いてるのかな、俯いて押し黙ってしまった。


なんだか放っておけなくてそっと抱きしめた。


気丈に振る舞ってもまだ中学生だもんね。


昌磨くんが生意気なのは色んなことがあっての反発心から?


わだかまりがあるみたいだし、環奈ちゃんとの間に起きたことを解決できるといいよね…。


涼真くんはあんな適当な性格だから、ちゃんと取り合ってなさそうな気もする。


昌磨くんを抱きしめていたつもりが、いつの間にか抱きしめられていた。


「真凜…いい匂い」


…へ?


髪に顔を押し付けスリスリしてきた。


これまでの態度に比べるとかわいいけどっ…なんだかちょっと…これは。

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