再会したイケメン幼なじみは、私を捕らえて離さない。
「昌磨くんっ?」


押し剥がそうとするも、抱きしめる力が結構強い。


「なんかすげぇ安心する…もーちょっとこのままがいい」


甘えてるだけ?


とりあえず頭をよしよしする。


「調子に乗ってんなよ」


ドンッ。


突然軽い衝撃が走る。


「痛ぇっ」


痛がっているのは昌磨くん。


そして目の前に現れたのは…涼真くんだ。


いつもはにこやかな涼真くんが、軽蔑するような目で昌磨くんを見ている。


「なに襲ってんの?」


「襲ってねーし!こっ…こいつが抱きしめるから、だからだよ」


あたし!?


そう、確かにそうなんだけど。


困ったな…。


経緯を話すのも気が引ける。


きっと、涼真くんには見られたくない部分だろうし。

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