再会したイケメン幼なじみは、私を捕らえて離さない。
ソファに腰掛けるのを確認した後、元カレに電話をする。


「真凛ちゃん?久しぶり…」


「うん。どうしたの?電話くれたよね」


「新しい学校どう?頑張るとは書いてあったけど、ちょっと心配でさ」


涼真くんの言う通りだ。


あたしが無理してないか気にかけてくれたんだ。


「大丈…っ」


大丈夫って言おうとしたら、涼真くんに小突かれた。


ええっ、なんなの!?


親指で自分のことさしてるけど。


言えってこと!?


「あのね…実は小さい時に住んでた場所なの。友達もいるから、なんとかやっていけるかなって」


「そうか、それなら良かった。俺、真凛ちゃんに冷たかったかなって…遠恋する自信なくて別れたけど、傷つけてたらどうしようって思って…」


悔しいけど、やっぱり涼真くんの言う通りだ。


あたしは、別に傷ついてなんかないんだけどそう見えたのかな。


ううん…結構へこんでる。


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