再会したイケメン幼なじみは、私を捕らえて離さない。
それでも…一歩踏み出せるなら、少しは協力するよ。


「電話してくる…」


さすがにあたしの目の前では無理かぁ。


ひとりで廊下に出るのかと思えば、呼ばれた。


「昌磨が来たら面倒だから、真凜の部屋で話す」


あたしの部屋で?


うーん…まぁ、仕方ないか。


部屋に連れて行きドアを閉めたところで、涼真くんは環奈ちゃんに電話をかけた。


「俺だけど…」


ボソボソと話している涼真くんは、さっきとは別人。


曖昧な返事をしながら、頭をかいている。


いつ別れを切り出すの?


前置きを長くしても意味ないから。


もう、早くしなさいよ!


軽くお尻に蹴りを入れるとびっくりしている。


やり過ぎた?


だけど言いたいことは伝わったみたい。


「前から何度も言ってるけどさ…もう、環奈とは終わりにしたい」


バッサリ…。


変に優しくするとまたズルズルするからなのかな。


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