再会したイケメン幼なじみは、私を捕らえて離さない。
「泣くなよ…わかるけどさ、俺だってもう辛い」


押し黙ってしまう。


ああ…どうなの?


やっぱり無理なのかな…。


環奈ちゃんがかわいそうではあるけど、こんなの絶対にお互いのためにならないから。


「どうしたい?付き合ってもなんもしてやれねーし、一緒にいても他の女のことばっか考えてるような俺がいい?」


ちゃんと言えたよね、頑張ってると思う。


「なんでって…こうでも言わなきゃ、また同じことだろ。え?あいつは関係ない。ただ俺がそう思ったから」


あいつ…。


あたしのことかな。


なんてちょっと思ってしまう。


ドキドキ…まさか、側にいるとか勘づかれてないよね?


聞いちゃダメかな、部屋の外に出てようかな…。


そう思ってドアを開けたら。


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