再会したイケメン幼なじみは、私を捕らえて離さない。
「すぐに病院へつれて行くわ。真凜ちゃんは学校へ行って」


おばちゃんはそう言うけど、置いて行くことなんてできない。


「あたしも行きます」


「気にしなくていいのよ。この子は大袈裟なんだから」


そう言って涼真くんを足蹴にしている。


「痛ぇっ」


「真凜ちゃんに心配かけないの!平気だって言いなさい」


「へっ…平気だから学校行けって」


顔が全然平気そうじゃないよ!?


かなり痛そう…。


「病院まで行きます。お願いします」


「そう?悪いわねぇ…」


少し経つと涼真くんもなんとか立ち上がることができて、あたしも病院へ行くことになった。


レントゲンを撮った結果、骨はどこも以上なくホッと一安心。


打ち身がひどいけれど、特に目立った外傷もなくて本当によかった…。


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