再会したイケメン幼なじみは、私を捕らえて離さない。
「涼真くん次第だよね…」


なんて言っていいのかわからず、その後すぐに俯いた。


「俺次第?ウソだろ」


笑ってるし…。


「涼真くんのこと、まだなにもよくわからなくて…彼女みたいな子が何人いるのかとか、女好きは治るのかとか」


そう言うと失笑してる。


「彼女がそんな何人もいそうに見える?しかも人を病気みたいに」


「だってそうだよね!昨日だってあの後、女に呼ばれて出て行ったって昌磨くんが言ってた」


「昨日?あー…あれはちょっと友達と約束してて」


「友達って…女の子だよね」


「違う。気になる?」


それは…。


真剣な目で見つめられると、ウソがつけない。


「気に…なる。いつも女に呼ばれてすぐに出て行くって昌磨くんが…」


「あいつ~」


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