Lonely Heart

ほなみはこうきの後ろでキャッキャしていてこうきが少し怒っている。

翔也とまよは黙ったままで、たぶん翔也はまよのことが好きなんだろう。
頬を少し赤らめている。

「おい、瑠奈」

ほなみ達をみながら笑っている私に突然ミヤモが話しかけてきた。

「なんですかー」

「まださっきデブってゆうたの引きずってんのか?」

その通り。

一応女の子なんだから、そりゃあデブなんか冗談だとしても傷つく。

「嘘に決まってるやろ(笑)ほんま子どもみたいなやつやな〜」

「やから彼女できへんねん!」

べーっと舌を出して嫌味を言う。

「俺の彼女になるのわ1人しかおらんねん」

ミヤモが何か言ったのは分かったけど、そのタイミングでバイクが横を通ってよく聞こえなかった。

「なんてー??」

もう一度聞こうとしたら"なんもないわ!"と言って少し怒り気味。

本当にこいつは意味がわからない。
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