最愛~一夜の過ちから御曹司の溺愛が始まりました~
ハハッと笑うことしか出来ない私に、水沢さんはフフッと笑って続けた。
「最近、東雲さん可愛いんですよね。前は表情固くてプライベートなこととか話し辛かったけど、今はよく笑うようになったし、顔から幸せオーラ出てますよ」
幸せオーラって……私、そんなに顔に出てる?
「あ~、部長もいるのに変なこと言わないで。た、田辺君は連休どっか行ったの?」
酷く動揺しながらやや不貞腐れがちの田辺君に話を振った。
「……俺は大学時代の仲間と山中湖でテニス三昧」
カツをガブッと噛んで咀嚼しながら答える田辺君を今度は水沢さんがからかった。
「告ってきた後輩の女の子と気まずくなりませんでした?」
ニヤニヤ顔で言う水沢さんの言葉に田辺君は顔色を変えて「ゴホッゴホッ」とむせた。
ふたりが互いの恋バナを知っていることに驚く。
私はいつも断ってるけど、部の若い子たちでよく飲みに行ってるもんね。
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