最愛~一夜の過ちから御曹司の溺愛が始まりました~
「もういいじゃない。早く食べよう」
ケーキをカットして話を逸らせば、彼ももうからかうのを止め、紅茶を用意する。
会社でコーヒーを出されることが多いせいか、彼も家では紅茶を好んで飲む。
ふたりでいただきますをしてケーキを食べ始めると、彼はアメリカでのクリスマスの話をした。
十二月頃からクリスマスツリーを飾るけど、家の外のイルミネーションがかなり凄いとか、年が明けてもまだツリーを飾っているとか……。
そんなふたりのまったりした時間に幸せを感じてしまう。
来年もこんなクリスマスを彼と過ごせたらいいな。
豪華なホテルに泊まらなくても、彼がいればハッピーなのだ。
明日も会社だし、すぐに片付けて、お風呂に入って寝るかと思ったのだが、彼は私を見てどこか楽しそうに微笑む。
「ねえ、香澄、宝探しをしようか?」
「『宝探し』?」
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