隠れたがりな君には、明け透けな愛を。ー番外編追加しましたー

「嘘じゃありません。第一平日私は毎日出勤しているわけだし、芸能活動なんて出来る訳ないじゃないですか」

そう言い返すと、
納得してくれたのか石川部長が確かに、と呟いて頷いた。

…良かった、
誤解は案外あっさり解けたようだ。


「とりあえず、とにかく瓜二つなんだからストーカーとかに気をつけろよ…って、まぁ気をつけてるようだけど」


ストーカー。


石川部長が放った単語に思わずビクっと反応する。
一瞬だったのに、私の反応が気になったのか石川部長が目を細めた。


「何だ。ストーカーされてるのか?」

「ち、違っ…されてません」

ストーカーをされていたのは昔の話だ。
今はそんな事はなく平和に暮らせている。

ただ昔あったストーカー被害を思い出した故の動揺が石川部長に伝わり、ますます怪しむような目線を向けられた。
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