隠れたがりな君には、明け透けな愛を。ー番外編追加しましたー


「それなら良かった」

石川部長は明らかに私を怪しんでいる目をしてそう答える。
言葉と表情が一致していない…。


「部長、私嘘なんてついてないですよ?」

「そうか。
別に俺は何も言ってないけどな」

「……。」

サラリと返されてぐっと喉がつまる。


「でもまぁ、気をつけてても俺みたいな芸能界音痴にバレたんだ。会社だけじゃなくて、外出する時も気をつけろよ」

そう言われると確かに、気をつけていたつもりだったが芸能界音痴の石川部長にばれ、
というかその前には避けていたはずの同僚にも瓜二つだとばれた。

"気をつけ"が足りなかったと言われればそれまで。


もう二度とあんな目にはあいたくない。






───本当にそっくりだね。





「……っ」

< 78 / 216 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop