独占欲強めな同期の極甘な求愛



「え? どうして私が課長の代わりに飲み会に参加しないといけないんですか」
「子供が熱出しちゃってさ。お願い」

パンと手を合わせ、私に頭をさげる課長。そよそよと頼りない髪が空調で揺れているのを見て、思わず目をそらす。

「私そういうの苦手で、」
「座ってるだけでいいから。白鳥さんなら僕より課のこと把握してるし、十分代わりになれるよ」

それは褒められてる? 絶対見た目だけで言ってるでしょ。お局みたいな風貌だとでもいいたいんだろう。

「あ、ほらほら行って! もう始まっちゃうから」

腕に付けていた時計を確認すると、課長は私を強引に課から出そうとする。

もう、何の準備もしてないのに。賑やかな場所は苦手なのに。でも課長の命令なら仕方ない。私はしぶしぶわかりましたよと答えると、課長はホッとしたような顔で私を送り出した。

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