恋しくば

見てただけで突っかかってくるって何だよ、田舎のヤンキーかよ。
小学校のとき、メンチ切ってくるコンビニに屯するヤンキーたちがいたことを思い出す。
彼らも今はどこかで働いているのだろうか。

携帯を出して、百鳥に食堂を出たことのメッセージを送ろうとした。歩きスマホは良くない。
校舎を出る時に肩がぶつかった。

持っていたファイルの中身をぶちまけてしまった。ああ、自分の整理の出来なさが露見してしまう。

「すみません」
「いや、こちらこそ」

声の持ち主を見ると、そちらも同じように顔を上げた。辻本だった。

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