別れても好きなひと
「ばか!」

聞き覚えのある声に怒られて目を開けると大悟の腕の中だった。

「セーフ」
「セーフじゃない。アウトだろ!」
大悟はぎりぎりで私をキャッチしてくれたらしい。

「こういうのは男のスタッフにやらせろ。危ないだろ。」
「すみません。」
「焦っただろ。」
「ごめんなさい。」
「倉科さん!電話です。」
スタッフに呼ばれた大悟は「怪我ないか?ちょっとスタッフルームで休め。顔色わるいぞ。わかったか?」そう言いながら店内へ戻った。
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