Q. ―純真な刃―
あとがき
「Q -純真な刃-」をご覧いただきありがとうございます。いかがでしたでしょうか。
今回は三人称視点で物語をお送りしました。というのも、一人称視点だと視点の切り替わりが激しく、読んでくださる方の負担になってしまいかねないと考えたからです。
それでも(いえ、だからこそでしょうか?)三人称視点ならではの難しさがあっただろうと思います。そんななかでも最後までこの物語にお付き合いいただいたことを大変うれしく思います。
物語を思いついてから、こうして形にするまでとても時間がかかりました。単純に他にも書きたいお話がたくさんあったから、というのもありますが、一番は姫華を始めとする一人一人の人生や想いを理解し、育むためでした。
作品を読んでくださった方ならおわかりかと思いますが、登場人物それぞれに後天的な不幸が訪れています。それに苦しみ、悩む日々は、本来言葉にはできないものです。
だけどふしぎと、考えれば考えるほど、彼らの痛みや弱さの中に強い輝きがあることを実感したのです。
大切な想いがある。守りたい人やものがある。生きていく力を磨こうとする。今は無理でもいつか立ち上がれるように努力する。そのために差し伸べてくれる手がある。どこかに弱さを抱えながらも、人としての強さは完全に消えることはない。
そんな姿勢の子たちだから、神雷4代目は大成しました。
その出会いは、縁や、偶然や、あるいは運命と呼ぶにふさわしいものだったのかもしれません。
愛とは何か。幸せとは何か。生きる意味とは何か。
それぞれが見出した答えを、あたたかく見守っていただけますと幸いです。
重ねてになりますが、この作品を見届けてくださり本当にありがとうございます!
またどこかで出会えることを願って。
2025/12/28
マポン


