【完】さつきあめ
「でも…凜さんは下の女の子にも優しいじゃないですか…。
ヘルプに着く子にも気を使ってて、キャストである前に上に立つ人間だとあたしは思ってます…」
「あんたって、お人よしよね」
「え?!」
「あたしに意地悪されたくせに、そうやって引き止めようとする。
ただの馬鹿かもしれない。普通ならあたしが辞めるってんならお客さんが掴めるって喜ぶはずだけど」
「あたしはあたしの力で自分のお客さんは掴んでいきます。
それに凜さんのお客さんは凛さんだから指名してるんだと思う…。
それに凜さんを尊敬してる女の子たちは凛さんにお客さん譲ってもらっても何も嬉しくないと思いますけど?」
「お人よしかと思えば、やけに気の強いところもあって
よくわかんないわ…。
でもね、あたし、この世界に入ってからずっと結婚がしたかった。
結婚した人がいた」
「原田さんですか?」
凜が一瞬きゅっと口を結ぶ。
「そうね。馬鹿みたいだって思うでしょ?大樹とあたし7つも年違うのに、あたしったら馬鹿みたい」
「全然馬鹿みたいじゃないですって!
好きな人を想う気持ちに年齢なんて関係ないから…。
それに結婚したかったのは原田さんとなんですよね…。
凛さんは本当は仕事続けたいんじゃあ…」
ヘルプに着く子にも気を使ってて、キャストである前に上に立つ人間だとあたしは思ってます…」
「あんたって、お人よしよね」
「え?!」
「あたしに意地悪されたくせに、そうやって引き止めようとする。
ただの馬鹿かもしれない。普通ならあたしが辞めるってんならお客さんが掴めるって喜ぶはずだけど」
「あたしはあたしの力で自分のお客さんは掴んでいきます。
それに凜さんのお客さんは凛さんだから指名してるんだと思う…。
それに凜さんを尊敬してる女の子たちは凛さんにお客さん譲ってもらっても何も嬉しくないと思いますけど?」
「お人よしかと思えば、やけに気の強いところもあって
よくわかんないわ…。
でもね、あたし、この世界に入ってからずっと結婚がしたかった。
結婚した人がいた」
「原田さんですか?」
凜が一瞬きゅっと口を結ぶ。
「そうね。馬鹿みたいだって思うでしょ?大樹とあたし7つも年違うのに、あたしったら馬鹿みたい」
「全然馬鹿みたいじゃないですって!
好きな人を想う気持ちに年齢なんて関係ないから…。
それに結婚したかったのは原田さんとなんですよね…。
凛さんは本当は仕事続けたいんじゃあ…」