何度記憶をなくしても、きみに好きと伝えるよ。
悠のお母さんの問いに、私は迷わずにきっぱりと答えた。すると彼女は、嬉しそうに微笑んだ。瞳が少し潤んでいるようにも見えた。
「こんなかわいい子に、ここまで心配してもらえるなんて。悠は幸せ者だわ」
感激したように言った悠のお母さんだったが、心を揺さぶられたのは私の方だった。
私はこの髪と瞳の色、そしてこの生意気そうな顔のせいで、大人達からの受けはすこぶる悪い。
夕方、人気のないところを歩いてただけで、補導されそうになったことや、ただ買い物をしているだけなのに万引きを疑われたこともあった。
だけど悠のお母さんは、私に対して一切悪い感情を抱いていないように見えた。
緊急事態であるせいもあるかもしれないけれど、彼女の態度は、私を悠の仲のいい友人として、好意的に見てくれているのがわかる。
見た目を気にせずに、私の内面を決めつけない悠のお母さん。やっぱり、優しい彼の母親なんだなと、私は深く納得したのだった。
「ーーいえ。私、折原桜って言います。悠くんとは、普段仲良くさせていただいています」
「桜ちゃんね。可愛くてきれいな名前ね。いつも悠と仲良くしてくれてありがとう。これからも、悠のことよろしくね」
「もちろんです……!」
そんなこと、こちらの方からお願いしたい。この先ずっと、何年も、何十年先も、私は悠と一緒にいたいのだから。
「こんなかわいい子に、ここまで心配してもらえるなんて。悠は幸せ者だわ」
感激したように言った悠のお母さんだったが、心を揺さぶられたのは私の方だった。
私はこの髪と瞳の色、そしてこの生意気そうな顔のせいで、大人達からの受けはすこぶる悪い。
夕方、人気のないところを歩いてただけで、補導されそうになったことや、ただ買い物をしているだけなのに万引きを疑われたこともあった。
だけど悠のお母さんは、私に対して一切悪い感情を抱いていないように見えた。
緊急事態であるせいもあるかもしれないけれど、彼女の態度は、私を悠の仲のいい友人として、好意的に見てくれているのがわかる。
見た目を気にせずに、私の内面を決めつけない悠のお母さん。やっぱり、優しい彼の母親なんだなと、私は深く納得したのだった。
「ーーいえ。私、折原桜って言います。悠くんとは、普段仲良くさせていただいています」
「桜ちゃんね。可愛くてきれいな名前ね。いつも悠と仲良くしてくれてありがとう。これからも、悠のことよろしくね」
「もちろんです……!」
そんなこと、こちらの方からお願いしたい。この先ずっと、何年も、何十年先も、私は悠と一緒にいたいのだから。