何度記憶をなくしても、きみに好きと伝えるよ。
*
ーーさようなら、悠。今までありがとう。
私は悠のことを誰よりも信じている。だから、記憶が戻ったのにも関わらず、私の元へと帰ってこないということは。
悠にとって、そうしたほうがいい理由があるからなんだ。ーーその方が、悠はきっと幸せなんだ。
もちろん、悠と離れることは悲しい。なんで、どうしてと追いすがって、無理やり隣に居座ってやりたいという思いも強い。
ーーだけど。
私の1番の願いは、悠が幸せになること。それは私の幸せと、同じことなんだ。
だから、私は悠にさようならをする。
私はそんな強い決意を胸に秘め、病院の敷地から外へ出ようとした。
すると、その時。
「ーーちょっと! 折原さんっ、ま、待ちなよっ!」
背後から必死に私呼び止める声がして、私は足を止めて振り返った。
声の主は美香ちゃんだった。全速力で私を追いかけていたらしく、肩を上下させて荒く呼吸をしている。
「あの……はあ、はあ……」
美香ちゃんは、何かを言いかけたが、息切れが邪魔をして声にならない。私は無言で彼女の息が落ち着くのを待った。
どんな話をしに来たのだろう。
ーーさようなら、悠。今までありがとう。
私は悠のことを誰よりも信じている。だから、記憶が戻ったのにも関わらず、私の元へと帰ってこないということは。
悠にとって、そうしたほうがいい理由があるからなんだ。ーーその方が、悠はきっと幸せなんだ。
もちろん、悠と離れることは悲しい。なんで、どうしてと追いすがって、無理やり隣に居座ってやりたいという思いも強い。
ーーだけど。
私の1番の願いは、悠が幸せになること。それは私の幸せと、同じことなんだ。
だから、私は悠にさようならをする。
私はそんな強い決意を胸に秘め、病院の敷地から外へ出ようとした。
すると、その時。
「ーーちょっと! 折原さんっ、ま、待ちなよっ!」
背後から必死に私呼び止める声がして、私は足を止めて振り返った。
声の主は美香ちゃんだった。全速力で私を追いかけていたらしく、肩を上下させて荒く呼吸をしている。
「あの……はあ、はあ……」
美香ちゃんは、何かを言いかけたが、息切れが邪魔をして声にならない。私は無言で彼女の息が落ち着くのを待った。
どんな話をしに来たのだろう。