絶対領域




「あず兄としん兄のクラスは?」


「……俺たちは、ホストクラブをする」



「えええっ!?」

「嘘ぉ~!」

「まじで?」



しん兄の返答に、私とゆーちゃんとバンちゃんは同時に驚きの声を上げた。


あず兄もしん兄も、不満そうな顔をしている。



2人が、ホスト!?

で、できるの?



顔は整ってるから、身なりをホストっぽくきらびやかにしたら見えなくもないけど……。


想像つかない。



「一応反対したんだが……」


「『このクラスにはイケメンが2人もいるのに、ここで活用しなくてどうする!イケメンは眼福なんだよ!』って、逆に女子たちに怒鳴られた。意味わかんねぇ」



その時のことを想起してしまったのか、あず兄としん兄は揃ってテンションを下げた。



2人のクラスの女の子は、つ、強いね。


活用、というより、利用と表現したほうが正確そうだけど。




……でも、いいな。

クラスメイトと、仲良しで。


羨ましい。




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