絶対領域




ゆかりんを束縛したら、逆効果なんじゃ……?

ただでさえ、ゆーちゃんに怯えてるんだし。



「皆して何ー?僕のストレス発散法を全否定ぃ?」



唇を尖らせてむくれる仕草は、最上級に可愛くて、あどけない。


が、それを全て覆すほどの、圧倒的な病みオーラ。闇、でも可。



「ストレス発散なら、放課後に買い物しよ!ねっ!?」



そっちのほうが絶対にいいって!

楽しいし、誰も迷惑しないし、誰も怖がらないし!


前のめり気味に、もう一度「ねっ!!??」と圧をかけてみる。



「……しょうがないなぁ。そこまで言うなら、付き合ってあげてもいいよ~」


「ゆーちゃん、言ったね?男に二言はないよね?ね?」


「う、うん……」



私の前のめり作戦は続く。


ちょっとたじろかれてしまったけれど、気合いで押しまくった。



「じゃあ、鎖を使うのはまたの機会ということでいい!?」


「はいは~い、わかったってばぁ」




よし、言質は取ったぞ。



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