絶対領域
少々無理やりだったが、私の執念勝ちにより、ゆーちゃんと鎖の関係性を一時的に断ち切ることに成功した。
ふぅー、危ない危ない。
ゆーちゃんのストレスが原因で、神亀と双雷の幹部同士の間に大きな溝が生じるところだった。
陰でガッツポーズする私を、あず兄としん兄とバンちゃんは「よくやった」と健闘をたたえてくれた。
神亀のMVP及び救世主という地位があったら、私に違いなかったはずだ。
そうこうしているうちに、昼休み終了のチャイムが鳴り渡った。
ぽかぽか陽気の中、日向ぼっこしたかったのに。
ちょっぴり残念。
そして、放課後。
授業が終わり、カバンに教科書や筆箱を詰める。
支度が整ったと同時に、教室の扉が派手に開かれた。
ちょうど迎えが来た。
タイミングがいいな。