平凡女子ですが、トリップしたら異世界を救うことになりました
「サクラ、それは申し訳ない事をした」
ディオンは桜子にすまないと思いながらも、自分のことを考えてくれていたことが嬉しかった。桜子を引き寄せ、強く抱きしめる。
「サクラのことを考えていたんだ」
「えっ?」
(嘘だ。口が上手いから……)
桜子は信じたくても信じられない。
そんな彼女に、ディオンはふふっと口元に笑みを浮かべる。
「本当だ。そなたに触れないでいるにはどうすればいいのか考えていた。そのせいで、お酒が進んだんだ」
「ディオンさま、よくわかりません」
桜子のサクランボのような色の唇に、ディオンはそっと唇を重ねる。ふいに口づけをされて、桜子は恥ずかしさで頬が赤くなる。
「こうしてキスをするたびに、そなたがもっと欲しくなる。だが、今ではない。サクラも私を欲しがってくれたときに、ひとつになれる」
「ディオンさま……」
コクッと頷いた。まだディオンと深いところまでいく決心はついていない。
「もっと私を愛してほしい。私にはそなたの愛が必要だ」
「でもっ、勅命がっ、あ!」
知らないふりをしているつもりが、つい言葉に出てしまい、ディオンの目から視線を逸らす。
「サクラが知らないわけないな。帰りがけにダフネが女官たちに言いふらしていたと報告があったしな」
ディオンは完璧な形の口から、重いため息を漏らす。
ディオンは桜子にすまないと思いながらも、自分のことを考えてくれていたことが嬉しかった。桜子を引き寄せ、強く抱きしめる。
「サクラのことを考えていたんだ」
「えっ?」
(嘘だ。口が上手いから……)
桜子は信じたくても信じられない。
そんな彼女に、ディオンはふふっと口元に笑みを浮かべる。
「本当だ。そなたに触れないでいるにはどうすればいいのか考えていた。そのせいで、お酒が進んだんだ」
「ディオンさま、よくわかりません」
桜子のサクランボのような色の唇に、ディオンはそっと唇を重ねる。ふいに口づけをされて、桜子は恥ずかしさで頬が赤くなる。
「こうしてキスをするたびに、そなたがもっと欲しくなる。だが、今ではない。サクラも私を欲しがってくれたときに、ひとつになれる」
「ディオンさま……」
コクッと頷いた。まだディオンと深いところまでいく決心はついていない。
「もっと私を愛してほしい。私にはそなたの愛が必要だ」
「でもっ、勅命がっ、あ!」
知らないふりをしているつもりが、つい言葉に出てしまい、ディオンの目から視線を逸らす。
「サクラが知らないわけないな。帰りがけにダフネが女官たちに言いふらしていたと報告があったしな」
ディオンは完璧な形の口から、重いため息を漏らす。