平凡女子ですが、トリップしたら異世界を救うことになりました
翌朝、桜子はザイダに付き添われて庭を散歩していた。
「サクラさま!」
背後からのニコの声に振り返る。ニコは桜子の赤い竹刀袋を持っていた。
「こちらを殿下から申しつけられました」
「ニコさん、ありがとうございます」
久しぶりに慣れ親しんだ竹刀袋と竹刀を手にして、桜子は大事に抱えた。竹刀袋には二本入っており、そのままだ。
「鍛錬の相手をするようにと仰せつかっておりますので、いつでもお呼びください」
「嬉しいです! 今でもいいですか?」
「かまいません!」
桜子は竹刀袋から竹刀をスルスルッと取り出して、何気なく構えてみてから、自分のヒラヒラした衣装に気づく。
「あの、着替えてきますから、ちょっとだけ待っていてください!」
そう言って桜子は部屋に走る。その姿をザイダは慌てて追いかけた。
部屋に戻った桜子は、しまっていた制服の長袖のブラウスとスカートを衣装部屋から取り出し、身につけた。
久しぶりに着る制服だ。通学用の靴も、ここで履いている低めのサンダルのようなものも、練習には相応しくない。
「裸足でいいかな」
桜子は素足のまま、ささくれ立っていないほうの竹刀を一本だけ持った。
「サクラさま!」
背後からのニコの声に振り返る。ニコは桜子の赤い竹刀袋を持っていた。
「こちらを殿下から申しつけられました」
「ニコさん、ありがとうございます」
久しぶりに慣れ親しんだ竹刀袋と竹刀を手にして、桜子は大事に抱えた。竹刀袋には二本入っており、そのままだ。
「鍛錬の相手をするようにと仰せつかっておりますので、いつでもお呼びください」
「嬉しいです! 今でもいいですか?」
「かまいません!」
桜子は竹刀袋から竹刀をスルスルッと取り出して、何気なく構えてみてから、自分のヒラヒラした衣装に気づく。
「あの、着替えてきますから、ちょっとだけ待っていてください!」
そう言って桜子は部屋に走る。その姿をザイダは慌てて追いかけた。
部屋に戻った桜子は、しまっていた制服の長袖のブラウスとスカートを衣装部屋から取り出し、身につけた。
久しぶりに着る制服だ。通学用の靴も、ここで履いている低めのサンダルのようなものも、練習には相応しくない。
「裸足でいいかな」
桜子は素足のまま、ささくれ立っていないほうの竹刀を一本だけ持った。