平凡女子ですが、トリップしたら異世界を救うことになりました
(取り入って……)
返事が出来ないでいる桜子に、イヴァナ皇后は苛立ちを覚える。
「答えなさい!」
「皇妃さま。当たっているから、あの娘は答えられないのです」
そう言ったのはダフネ姫だ。
「……私は異世界の者で、突然この世界へ飛ばされて、気の毒に思ったディオンさまが宮殿に住まわせてくださいました」
「お前は図々しくも、我が物顔でアシュアン宮殿に住んでいると聞いている」
アシュアン宮殿にいる密偵からの報告である。
「いいえ! そんなことは……」
桜子は首を大きく横に振った。
否定をした桜子だが、実際は女官がついているし、世話をかけている。我が物顔というのは過大表現だが、心からは否定できない。
「お前は、ディオン皇子の妃の座を狙っているのか?」
「いいえ!」
桜子は即座に口にした。
ディオンを愛しているが、そんな身のほど知らずではないつもりだ。
桜子が否定するも、ダフネ姫がしゃしゃり出る。
「絶対に狙っていますわ! ディオンさまに媚びを売っていましたもの」
「媚びなんてっ! ディオンさまは可哀想だと思って住まわせてくださっているだけです。そんなディオンさまに恩があるだけです」
イヴァナ皇后は、冷たいブルーの瞳で桜子を見つめる。
返事が出来ないでいる桜子に、イヴァナ皇后は苛立ちを覚える。
「答えなさい!」
「皇妃さま。当たっているから、あの娘は答えられないのです」
そう言ったのはダフネ姫だ。
「……私は異世界の者で、突然この世界へ飛ばされて、気の毒に思ったディオンさまが宮殿に住まわせてくださいました」
「お前は図々しくも、我が物顔でアシュアン宮殿に住んでいると聞いている」
アシュアン宮殿にいる密偵からの報告である。
「いいえ! そんなことは……」
桜子は首を大きく横に振った。
否定をした桜子だが、実際は女官がついているし、世話をかけている。我が物顔というのは過大表現だが、心からは否定できない。
「お前は、ディオン皇子の妃の座を狙っているのか?」
「いいえ!」
桜子は即座に口にした。
ディオンを愛しているが、そんな身のほど知らずではないつもりだ。
桜子が否定するも、ダフネ姫がしゃしゃり出る。
「絶対に狙っていますわ! ディオンさまに媚びを売っていましたもの」
「媚びなんてっ! ディオンさまは可哀想だと思って住まわせてくださっているだけです。そんなディオンさまに恩があるだけです」
イヴァナ皇后は、冷たいブルーの瞳で桜子を見つめる。