平凡女子ですが、トリップしたら異世界を救うことになりました
まるで桜子がディオンの手から逃れたいと思っているのを、わかっているような笑みだ。
「サクラは結ばずに、そのままのほうが似合う。艶やかで美しい髪だ」
「こ、こちらのみなさんのほうが、綺麗な髪の色です」
(わ、私、口説かれているんじゃないよね?)
まだディオンの手は桜子の髪に触れている。
「日本人は私のような髪と瞳なんです。あ、髪の色はカラーリングで色々変えられますし、コンタクトレンズでディオンさまのようなアメジスト色に近い瞳になったりできるんです」
「カラーリングに、コンタクトレンズ? それで色が変えられるのか? 実に興味深いな。サクラも?」
ディオンは桜子の説明に興味津々だ。桜子は首を左右に振る。
「私は高校生で、学校も校則が厳しく、竹刀で戦う競技……剣道っていうんですが、毎日そればかりで」
「わからない言葉がたくさん出てくるな。サクラの住んでいた世界はすごいところだったようだ。サクラの年はいくつ? ああ、競技とはなんだ?」
ディオンは感心したような顔になり、まだ興味は尽きない。
「十八歳です。競技はいろいろあって、私がやっていたのが剣道といいます。竹刀と、受けても痛くないように防具を身につけて、一対一で戦うんです。あ、戦うといっても、面、胴、小手と、二本取った方が勝ちです」
「それは男も交ざって?」
男を三人倒した桜子の強さが知りたいディオンだ。
「サクラは結ばずに、そのままのほうが似合う。艶やかで美しい髪だ」
「こ、こちらのみなさんのほうが、綺麗な髪の色です」
(わ、私、口説かれているんじゃないよね?)
まだディオンの手は桜子の髪に触れている。
「日本人は私のような髪と瞳なんです。あ、髪の色はカラーリングで色々変えられますし、コンタクトレンズでディオンさまのようなアメジスト色に近い瞳になったりできるんです」
「カラーリングに、コンタクトレンズ? それで色が変えられるのか? 実に興味深いな。サクラも?」
ディオンは桜子の説明に興味津々だ。桜子は首を左右に振る。
「私は高校生で、学校も校則が厳しく、竹刀で戦う競技……剣道っていうんですが、毎日そればかりで」
「わからない言葉がたくさん出てくるな。サクラの住んでいた世界はすごいところだったようだ。サクラの年はいくつ? ああ、競技とはなんだ?」
ディオンは感心したような顔になり、まだ興味は尽きない。
「十八歳です。競技はいろいろあって、私がやっていたのが剣道といいます。竹刀と、受けても痛くないように防具を身につけて、一対一で戦うんです。あ、戦うといっても、面、胴、小手と、二本取った方が勝ちです」
「それは男も交ざって?」
男を三人倒した桜子の強さが知りたいディオンだ。