平凡女子ですが、トリップしたら異世界を救うことになりました
「その剣は刃がないから切れることはない。まあ打ちどころが悪ければ死ぬかもしれないがな」
桜子は剣を拾った。
(刃がないのなら、それほど危なくない……?)
彼らの実力を見てみたかった桜子だが、即戦う羽目になるとは思ってもみなかった。
剣は竹刀より重く、短い。
しかし桜子は普段竹刀に重りをつけて素振りをしていた。剣を両手で持ち、振ってみて大丈夫そうだと確信した。
「見てみろよ、両手で持ってあの振り。隙だらけだな」
見物している警備兵たちはバカにしたように笑う。
「すみません。防具はないですか?」
「ふん! 刃のない剣で防具など必要ない! さあかかってこい!」
大柄な警備兵は剣を構える。
(頭を狙ったら、刃がない剣でも大怪我は免れない。そうなると……腹部、胴を狙うしかない)
桜子は鋭く見つめてくる警備兵に向かって剣を構えた。警備兵を見つめる桜子の視線は鋭く、両手で柄を持ち、身体の前で構える彼女に、周りの者はざわめく。
「なんなんだ? あの構えは」
「隙だらけじゃないのか? おーい、グレッグ。先に攻撃しろよ」
周りの野次馬がはやし立てる。
グレッグと呼ばれた大柄な警備兵は周りのはやし立てる声にその気になり、桜子に向かった。
桜子は剣を拾った。
(刃がないのなら、それほど危なくない……?)
彼らの実力を見てみたかった桜子だが、即戦う羽目になるとは思ってもみなかった。
剣は竹刀より重く、短い。
しかし桜子は普段竹刀に重りをつけて素振りをしていた。剣を両手で持ち、振ってみて大丈夫そうだと確信した。
「見てみろよ、両手で持ってあの振り。隙だらけだな」
見物している警備兵たちはバカにしたように笑う。
「すみません。防具はないですか?」
「ふん! 刃のない剣で防具など必要ない! さあかかってこい!」
大柄な警備兵は剣を構える。
(頭を狙ったら、刃がない剣でも大怪我は免れない。そうなると……腹部、胴を狙うしかない)
桜子は鋭く見つめてくる警備兵に向かって剣を構えた。警備兵を見つめる桜子の視線は鋭く、両手で柄を持ち、身体の前で構える彼女に、周りの者はざわめく。
「なんなんだ? あの構えは」
「隙だらけじゃないのか? おーい、グレッグ。先に攻撃しろよ」
周りの野次馬がはやし立てる。
グレッグと呼ばれた大柄な警備兵は周りのはやし立てる声にその気になり、桜子に向かった。