平凡女子ですが、トリップしたら異世界を救うことになりました
「たいした腕前だ……」
ディオンは困惑気味の表情を浮かべる桜子を見つめる。
「疲れているか?」
「……そうでもないです」
剣道の稽古に比べたら、それほど疲れてはいない。
「ニコ、サクラの相手をしてくれ」
「ええっ!?」
桜子とニコは驚きの声を上げたが、ディオンは口元を緩ませ、先ほど取り上げた剣を彼女に渡す。
「誰か、ニコに鍛錬用の剣を」
グレッグがニコに剣を渡した。ニコは確かめるようにして剣を振りながら桜子の間合いを取り構える。
(ニコさんとこの人たちでは当然実力が違う……)
桜子は瞬時にしてニコの実力を見極めた。
(皇子さまの護衛だもんね。ラウリさんも強かった。肩の捻挫がなくても太刀打ちできない人だった)
柄を両手で持って、身体の前で竹刀を持つように桜子は構えた。
その凛とした姿に、ディオンは魅せられた。
(美しい……構えも隙がない。やはり相当な強さ……)
にらみ合ったのち、ニコが跳躍し、桜子の頭上に剣を振り下ろす。
桜子は剣を横にしてニコの攻撃を避ける。だが、力は強く、桜子は飛ばされた。
ディオンは困惑気味の表情を浮かべる桜子を見つめる。
「疲れているか?」
「……そうでもないです」
剣道の稽古に比べたら、それほど疲れてはいない。
「ニコ、サクラの相手をしてくれ」
「ええっ!?」
桜子とニコは驚きの声を上げたが、ディオンは口元を緩ませ、先ほど取り上げた剣を彼女に渡す。
「誰か、ニコに鍛錬用の剣を」
グレッグがニコに剣を渡した。ニコは確かめるようにして剣を振りながら桜子の間合いを取り構える。
(ニコさんとこの人たちでは当然実力が違う……)
桜子は瞬時にしてニコの実力を見極めた。
(皇子さまの護衛だもんね。ラウリさんも強かった。肩の捻挫がなくても太刀打ちできない人だった)
柄を両手で持って、身体の前で竹刀を持つように桜子は構えた。
その凛とした姿に、ディオンは魅せられた。
(美しい……構えも隙がない。やはり相当な強さ……)
にらみ合ったのち、ニコが跳躍し、桜子の頭上に剣を振り下ろす。
桜子は剣を横にしてニコの攻撃を避ける。だが、力は強く、桜子は飛ばされた。