副社長はワガママ5歳児。
紫苑「あのさ、やっぱり
私たち付き合えないと思う。」
悠真「何で?」
紫苑「副社長は晴れた日にも
傘を持ってるような人だから。
雨に濡れながら帰る
私の事なんて分からないと思う。」
悠真「紫苑って意外と馬鹿なんだ。」
紫苑「馬鹿?」
悠真「傘持ってないなら
持ってる人に入れてって
言えばいいじゃん。」
そんな発想は今までなかった。
傘を持ってる人に声をかけるだなんて
考えもしなかった。
悠真「そうするのが普通だと思うけど。」
他人に迷惑をかけない生き方を
ずっと続けてきたせいでいつの間にか
私は頼るという行為が当たり前に
出来なくなってしまっていた。