副社長はワガママ5歳児。

付き合ってからというものの
副社長の溺愛っぷりは
以前にも増して酷くなった。

エレベーターに乗り込むと
いつも通り私にくっついて
キスをせがむ。
子供みたいに駄々をこねて。

悠真「あー、俺。マジで幸せ。」

こんな事をいちいち口に出してくれる。

嫌という訳ではないけど
初めての真正面からの愛情に
毎日戸惑うばかりだった。

紫苑「早めに支度しよ。
副社長、服着るの遅いから。」

悠真「おい、紫苑!無視かよ。」

いつもはぐらかして
少しずつ副社長を傷付ける。
もう傷付けたくないと
思っていたけど、愛に飢えた
私は愛の受け止め方すらも分からない。

でも、そんな私の態度にも
めげないのが副社長のいい所。
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